映画「テラビシアにかける橋」のあらすじ、感想、見どころ

アメリカの田舎町で暮らす大家族の長男であるジェシーは、家に居ても学校に居ても自身の居場所がなくて窮屈でつまらない毎日を送っていました。そんなジェシーの唯一の楽しみは、大好きな絵を描くことでした。内気な性格と、大家族であるが故に貧乏であることが原因でクラスではいじめに遭っていました。

しかし、ある日、ジェシーのクラスにレスリーという少女が転校してくることで、少しずつジェシーの生活が変わっていきます。レスリーはジェシーの隣家に越してきて、父母共に小説家であり、レスリー自身も豊かな想像力と自由奔放な感性を持つ活発な女の子です。

その為、クラスではジェシーと同様に変わり者扱いを受けていじめに遭います。何処か異彩を放つレスリーに対して、ジェシーは強い親近感を抱きます。レスリーと徐々に仲を深めていったジェシーは、家の近くにある森まで競争をします。その途中でロープが吊るされた川辺に着きます。

子どもなのに大人びていて冷静なジェシーとは裏腹に、レスリーはまるで冒険家のようにロープで川を渡って森の奥へと進みます。その日からジェシーとレスリーは、その森を二人だけの魔法の国テラビシアにしようと言い、学校帰りや時間があれば森で城を作ったり、リスの様なモンスターと闘ったりします。

ジェシーもレスリーも互いに打ち解け合い、ジェシーが現実主義である父親に対する不満を初めてレスリーに話していたとき、突然闇の魔導師たちから襲撃を受けます。ジェシーとレスリーは必死になって逃げましたが、小さな兵士たちの助けもあって探していた父親の鍵束を見つけることが出来ました。雨が降る森からの帰り道、ジェシーとレスリーはいつものように別れを告げます。でも、その日のレスリーの背中にジェシーは妙に違和感を覚えました。

感想、レビュー

よくあるファンタジー映画とは一風変わった作品だと思いました。物語自体がファンタジーであるというよりは、ジェシーとレスリーの二人の世界がファンタジーで輝いているのだと思います。大人になるに連れて、人は楽しいことや豊かで面白い発想を忘れていってしまうものだけれど、この映画を観終わったときに忘れてはいけないと思いました。

ジェシーもレスリーも育ちの環境こそは違ったものの、変わり者だとクラスから思われていることで繋がりを持ち始めるところが素敵だと思いました。内気で大人びているジェシーが、レスリーと出会ったことによって少しずつ子どもらしさを取り戻し、自身の絵を描くということにも自信が付いていく姿には思わず笑顔になりました。

物語のラストは余りに衝撃で、自然と涙が出たけれど、最後にジェシーが作った橋にはレスリーへの気持ちも込められているのだと感動しました。私も、何でもない日常にスパイスを加えて日々を楽しみたいと思いました。/niii

監督:ガボア・クスポ
公開日:アメリカ 2007年2月16日、日本 2008年1月26日
キャスト:ジョシュ・ハッチャーソン、アナソフィア・ロブ、ズーイー・デシャネル、ロバート・パトリック、ベイリー・マディソン

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