映画「スパイナル・タップ」のあらすじ、感想、見どころ

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スパイナル・タップは、1960年代にデビューしたイギリスのロックバンドです。時代の流れにあわせて巧みに音楽性を変えながら、長年にわたり活動を続けた伝説のバンド。

バンド名も最初はザ・オリジナルスと名乗っていたのが、テムズ・メン、レイヴンブレイカーズ、ドッペル・ギャング等々、幾度となくバンド名を変え、メンバーチェンジを繰り返した末に、1980年代、当時大流行していたハードロックバンドとしてヒットを飛ばし、大規模な全米ツアーを行うまでになります。この映画は、スパイナル・タップの歴史とツーの行方を追った、ドキュメンタリー・ムービーです。

というのがこの映画の設定。

実は、この映画は本物のドキュメンタリーではなく、フェイク・ドキュメンタリー。本物のバンドの活動を追ったドキュメンタリー映画の形をとったコメディ映画です。しかし、予備知識なしに観たら「実際にこんなバンドがあったのか」と思わずにはいられないほどリアルな描写が続きます。

ボーカルは金髪の派手な出で立ちで目立ちたがり。ギタリストは大きい音量を出すことに異常なほどこだわり、通常なら「10」までしかないギターアンプの目盛りを「11」まで増やした特注品を用意する始末。

そして、ドキュメンタリーとして描かれるのは、バンド結成の秘密から、メンバー同士の軋轢、音楽活動をともにしたメンバーの死、ライブのステージ上で次々と起こるトラブルまで様々。しかし、そんなドタバタの末に大盛り上がりするライブの様子は感動的ですらあります。

監督はのちに「スタンド・バイ・ミー」を大ヒットさせるロブ・ライナー。多くのハードロック・へヴィメタルミュージシャンが「最高の映画」と絶賛する、歴史的怪作映画です。

この映画の見所は、なんといっても「あるあるネタ」の面白さに尽きます。バンドをやったことがある人ならメンバー同士のいざこざの描写には共感を禁じえないでしょうし、洋楽ロックの歴史に詳しい人ならば、話の元ネタ探しも楽しめるでしょう。

また、単純に音楽が好き、という人であっても、「なんかロックやっている人ってこんな感じだよね」と、思わず笑ってしまうシーンの連続です。ドキュメンタリー映画というと中だるみしがちですが、この映画はロックバンドの「ダサさ」と「かっこよさ」が絶妙なバランスで表現されていて、観ていて飽きることがありません。

公開当時には、「フェイク」であることが明確にされなかったため、カメラワークの悪さを指摘されたりもしたという、徹底的にリアルさにこだわった映画です。コメディ映画だと理解したうえで観てももちろん面白いのですが、それと知らない人と一緒に観て、実はフィクションだったとあとでネタばらしをするというのも、映画を2度楽しむことができて良いかもしれないですね。/ピカソ

監督:ロブ・ライナー
公開日:アメリカ 1984年3月2日、日本 2018年6月16日
キャスト:クリストファー・ゲスト、ロブ・ライナー、マイケル・マッキーン

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